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スチューデント・アパシー

五月病の正式名称は「適応障害」ですが、五月病はスチューデント・アパシーと呼ばれることもあります。

「アパシー」とは無気力、無関心、無快楽の状態を指します。

スチューデント・アパシーはアメリカの心理学者ウォルターズが1961年に「大学生に見られる慢性的な無気力状態で特に男子に見られる」としてアパシーとスチューデント・アパシーを切り離したのが始まりです。

その後、日本でも1970年代に大学生の無気力状態を「退却神経症」と呼ぶようになりました。つまり、大学生に見られる五月病がスチューデント・アパシーと同義語だということになります。

スチューデント・アパシーの大きな特徴は勉強のみに対する無関心です。アルバイトやサークル活動など勉強以外のことにはまじめに取り組むという人はスチューデント・アパシーの中にも多くいます。

勉強だけをやらないので周囲からは怠けているとみられがちです。スチューデント・アパシーは真面目で几帳面、完ぺき主義者に多くみられます。

原因は受験戦争を勝ち抜いた後の無気力感や周囲の期待が重圧になったことなどがあるのではないかといわれています。

また、近年では学生だけでなく「アパシー」の状態に陥る人が多いことから「アパシー」の状態に陥ることを「アパシー・シンドローム」と呼ぶことが多いようです。

入社後に無気力感に悩まされる場合はサラリーマン・アパシーです。

親や周囲の期待に応えようと不適切なほどに周囲と適応してきた生き方をしてきた人たちがどこかで糸が切れたようにアパシー・シンドロームにかかるという症例は少なくありません。

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